奇書!究極のシェフは美味しんぼパパ/遊人

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究極のシェフは美味しんぼパパ/遊人

稲城市への出張買取でお譲りいただいたお品の中に混じっていた奇妙奇天烈漫画。 知っている人は知っている、知らない人は全く知らない「究極のシェフは美味しんぼパパ(作・遊人)」です。 表の顔は料理人、裏の顔は殺し屋。 アサシンシェフ西方謙三(43)が振舞う殺人料理! 題名は「ザ・シェフ」「美味しんぼ」「クッキングパパ」の合成ですが、いずれとも内容が全くかぶってません。 この殺人料理の食材は要するにターゲットです。つまりは人肉料理。殺害したターゲットを調理し、恨みを持つ依頼者に振舞うのです。 「お品書き」 ちんぽシチュー、大陰唇いため、うんこカレー これだけでも、大分アレなんですが、本当に狂ってるのはエロコメ漫画の軽いノリで、これをやるんですね。これが気持ち悪い。 西方謙三も見かけは渋いのですが、完全なギャグキャラクター。 遊人作品なので必ずエロ描写があり、大変エロいのですが、作品の内容がアレ過ぎて使えるようで使えない。 遊人という漫画家はエロコメ漫画で一時代を築いた大作家ですが、初期は大友克洋チックなSF漫画を書いています。多分、出発点はその辺にあるんじゃないでしょうか。何でそこからエロ漫画家になったのかはよく分かりませんが。結構、エロ系作家はそういう出発点を持ってる人が多い気がします。 その意味では遊心という漫画家の原点と大漫画家になった能力が共存した作品のように店主は思います。 漫画がスゴかった80年代末から90年代初頭の作品で、この時期は頂きが高い分、裾野も広大で本当にエッジの効いた漫画がたくさんありました。店主はそのへんの作品が好きなのですが、あんまり再評価がされていない印象。店主から見ると名作なんですが、投げ売りになってしまっている作品がたくさんあります。再評価されないもんですかね・・・ 当店では奇妙奇天烈漫画買取歓迎です。

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